29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「それはそうだよね」

二人で声を立てて笑ってしまった。

「ねぇ、レイナ。俺も聞いていい?」

夜もかなり更けてきたのだろう。笑い終えると、レイナは急激に眠くなってきたが、頑張って耳を傾けた。

「うん。何?」

「レイナの初恋はいつ?」

「...中学生の頃に...、漫画に出てきたキャラに...」

「はあ?嘘でしょ?」

「嘘じゃないよ。女子校なんてそんなもんだよ...」

「もしかして、人間に恋したことなかったとか?」

「...そうなるね...。...桐乃さんを除いて...」

「桐乃さん、って。それは芸能人でしょ」

「...芸能人に...ガチ恋...する人も...いるよ...」

ちらほらと意識が飛んだ。睡魔にレイナは負けじと話した。

「それじゃ、レイナの手の届く範囲にいる人との初恋って...」

授業中に眠りこけてしまう学生のように、レイナは首をガクッとさせた。そして最後の力を振り絞り、藤川の腕を引っ張った。それと同時にレイナは寝息を立てて寝入った。

瞼が閉まると、またレイナの目尻から涙が零れた。

「おやすみ」

レイナの頬に藤川はキスをし、その厚い胸板にレイナを納めて眠りに就いた。
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