29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
嬉しさで喉が詰まりそうになるのをなんとかレイナは堪えた。

「へぇ、どんなワンちゃんなんですか?」

「チワワ。オスで、五歳なんだよ」

「そうなんですね。先輩、もしお時間あれば、今夜、飲みに行きません?うちの犬の話もしたいし」

「うん。大丈夫だよ」

「やったあ。では今夜は先輩の奢りということで、お願いします」

「えっ、まあ、いいけど...」

そういうことになってしまった。それでもレイナは華恵と仲直りできたのであれば、安いもんだと割り切った。

渋谷にある、和風個室居酒屋に二人はその夜、行った。ここは京都の町屋を再現した店内の装飾を売りにしている。

「ここ、ずっと来たかったんですよ。ありがとうございます、先輩」

「ううん、全然。私こそ、ハナちゃんにしたこと考えたら、こんなんじゃ足りないぐらいだからさ」

「いいんです。もう気にしないでください」

「ダメ。改めて、本当にごめんなさい」

レイナは頭を下げた。

「真面目ですね、先輩。そういうところがきっと、藤川さんのハートを掴んだんだろうな」
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