29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「でも、先輩。これだけは覚えておいてくださいよ」

急に華恵は真顔になった。

「藤川さんみたいな人に愛されるのって、幸せなことですよ。これは田森所長も同意見です」

「うん。私もそう思う」

実際にレイナはこの二ヶ月を振り返り、幸せだったと思う。それはこのところ離れてしまってから、気づいた感情だ。

「はあー、いいですね。私も、絶対にもっともっといい男捕まえてみせますからね」

「うん。大丈夫。ハナちゃんなら、きっといい人見つかるよ」

「ありがとうございます。そのために自分磨きも頑張ります。頓挫してた英語の資格の勉強も再開しました」

「そっか。頑張ってね」

次のステップに向けて歩み出している華恵が眩しく見えた。

「そうだ、先輩。重要な話」

「何?」

「藤川さんに、先輩は処女かもしれないから、一回目は優しくしないとダメですよって言っておきましたからね。安心してください」

「ハナちゃん、そういう下品なこと言わないの」

まさかもう寝てしまった、とは言えないが、レイナは赤面してしまった。そんなことまで見え見えだった自分が、心底情けなくなった。
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