29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「レイナ、好きな人、いるでしょ?」

その週末、レイナは引き取った保護犬の写真と、華恵と仲直りした旨を、藤川にメッセージで伝えた。特に後者については、藤川も気にしていたようで、胸を撫で下ろしたと返信が来た。

やって来た犬は黒いロングコートチワワで、名前はクッキーだ。飼い主が交通事故で亡くなったのが、約三ヶ月前であり、直後からNPOが保護していたとのことだ。飼い主はクッキーに愛情を注いで接していたようで、NPOの職員に対しても、そしてレイナが引き取ってからも、怖がることなく、すんなりと人に馴れている。

クッキーが真戸家にやって来て最初の日曜日、姉一家が遊びに来た。子どもたちがクッキーを見たいと言い出したからだ。

レイナは姉の家族、とりわけ、姉の夫が苦手である。結婚の挨拶に来た際の印象が最悪だったからだ。

当時、大学生だったレイナに、将来を尋ねてきたのだが、そこでレイナが弁護士志望であることを伝えたところ、「駄目だよ、女の子がそんなのなっちゃ。お嫁に貰ってもらえなくなっちゃうよ」と、言ってきたのだ。
< 204 / 254 >

この作品をシェア

pagetop