29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「ちょっと、いきなり、何言ってるんですか?」

びっくりしすぎてレイナは目が回った。その反応を見てまた藤川は笑っている。

「レイナ、うろたえすぎ。でもこれはわりと重要な約束だと思うけどな」

これでは心臓が何個あっても足りない。明日から生きていけるのか、レイナは心配になった。

二人はそのまま山手線のホームまで一緒に階段を上がった。

「お疲れ様。気をつけてね」

レイナが利用する上野・東京方面の電車の方が一足先に着いたため、車内に入ったレイナを藤川が見送った。

「お疲れ様でした。お先に失礼致します」

ドアが閉まり、動き出したところで、レイナはやっと胸を撫で下ろした。

解放されたと安心する一方、明日からが思いやられる。

私の身に何が起きているの?

朝もこの電車に乗って、同じ景色を見ながら出勤したはずなのに、全然違う物を見ているような気がする。

車窓から流れるビルの灯を、茫洋とした表情でレイナは眺めた。
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