29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
田森に話が飛び火してしまい、レイナは肩を震わせてしまった。

「そうだったよね。後ろからだと余計によく眺められて面白かったよね。笑ったね、あの日は。女房と二人でウキウキウォッチングしてたからね」

「田森所長、悪趣味すぎますよ」

田森と華恵はおかしそうに笑っている。対して、レイナは頭が蒸気しそうなほど、恥ずかしくなった。

「綺麗ですよ、先輩。自信持って行ってきてください」

レイナの肩にポンと手を置き、華恵が言った。

「ありがとう、ハナちゃん。このご恩は忘れないよ」

「ではまた先輩の奢りで飲みに行く、ということで」

「うん。いいよ」

二人で目を合わせて、頷き合った。

ちょうど時刻が九時になった頃、レイナは事務所を出た。一足先に田森は事務所を後にした。出る前には、よろしくね、と意味深な表情でレイナに言葉をかけた。レイナはとりあえず、はい、と返してしまった。

大塚駅から上野方面の山手線に乗車した。いつもなら西日暮里で下車するが、今日は素通りだ。
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