29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「さっきのあれ、何?」

みな、一様に手を止め、所長の田森に注目した。

「顧問先からね、ナイトプールのチケットをもらったのよ、二枚。赤坂のホテルのね」

田森は短冊型の紙を二枚、手にちらつかせた。

「うちはね、倅一家が地方在住だから、行ける人いないよ、って断ったんだけどね。先方が事務所内の若い方でもいいんで是非、って聞かなくてね。仕方なくいただいてきちゃったのよ。無理にとは言わないけど、皆さん、いる?」

レイナは大変嫌な予感がした。

「はっ、ハナちゃん、どう?」

ここは先制攻撃に、とレイナは話を華恵に振った。

「えー、そうですね。行きたいけど、二枚だとご一緒する人の人選に迷うし...」

「それじゃ、私と行く?」

「別にいいですけど...。うーん、でもスタイルいい先輩と行くと、幼児体型の私がみじめになります」

いいから、早く行くって言って、とレイナは願った。

「そんなことない。ねっ、行こうよ」

「なんか今日の先輩、やけに熱心ですけど、どうしたんですか?」

次になんと言って説得したらいいか、思索しているその時、悪夢が訪れた。
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