29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
家族について何気なく話すことさえ躊躇われた。話の節々で姉の愚行がばれやしないか、とヒヤヒヤしたからだ。結果、レイナは常に人と一線を引いた付き合いしかできなくなり、深い人間関係を築けぬまま、今に至る。気づけば、ひとりぼっちであった。

「レイナ、一体、何があったんだ?普通じゃないように感じるけど」

心配そうに藤川が自分を見つめているのに気がつき、レイナはハッとした。

「ごめんなさい、藤川さん。でも、我慢できなくなったら、精神科にでもかかって、お医者さんに相談します」

「待て。なんでいきなり医者が出てくるんだ?発想がおかしくないか?」

「いえ。それぐらいナーバスな話なんです」

苦笑いを浮かべてレイナはやり過ごそうとした。

「レイナ、困ったことがあったり、悩んでるようなら、相談していいからね。レイナは俺の彼女なんだから」

「ありがとうございます。でもそこまで甘えてはいけません」

レイナの腕を藤川はぐっと引っ張り、レイナの頭を抱き寄せた。
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