29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
ちょうど該当する条文がなく、どこかから類推適用しなくてはならないような事案であり、またこれまでに扱ったことのないジャンルであったこともあり、レイナは手詰まりとなってしまったのだ。

早く田森に帰ってきてもらいたいが、ボードにはまだ二時間以上先の時間が記載されている。そこまで手を拱いていてはいかがなものか、とレイナは思う。

何度もレイナは何冊もの判例集とデータベースを行ったり来たりしながら、試行錯誤したが、解決できずに行き詰まった。その時だった。

「レイナ、なんか困ってない?」

人差し指を口の前に立てて、ダメ、と無声でレイナは言ったが、藤川は引き下がらなかった。

「田森所長帰ってくるのまだかなり先じゃない?とりあえず聞くけど、見せてもらってもいい?誰もいないし、見られても仕事の相談だって言えば、何も怪しまれないよ」

そうか、とそこでレイナは納得し、藤川に問題を打ち明けた。結果として、藤川はすぐに解決方法が思い当たり、回答に行き着いた。
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