29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「ごめん、もう我慢できない。真戸さん、好きだよ」


両親はそれまでは優秀だったレイナを自慢にしていてくれたのに、手の平を返したように結婚して主婦をしている姉と比較し、将来を憂うような言葉ばかりをぶつけてくるようになった。ちょうど二十代後半にさしかかる年齢になっていたことも拍車をかけたのかもしれない。

また高校や大学時代の友人たちが仕事や私生活でステップアップしているという情報も、レイナを追い詰めた。結果、自分だけが取り残されているような気になってしまい、自然と連絡を絶つようになってしまった。

そのためレイナは大学時代から続けていた近所の内科医院でアルバイトをしながら必死に頑張った。あまり出勤できなかったが、アルバイト先の院長やスタッフの方々がレイナを応援してくれていたことだけが、救いだった。勉強や試験の都合に合わせてシフトを調整してくれたり、励ましに合格祈願のお守りをくれたりと、優しい心遣いがレイナの支えとなった。

その甲斐あってか、レイナは二度目の試験で合格した。
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