29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
レイナは、午後から田森とともに面会があり、大宮に出かける予定であった。その準備を田森から任されており、事務所にて作業をしていた。

田森と藤川はともに関与先へと出かけていたため、レイナは一人、在所していた。

そのほんの少しの間の事である。

事務所の出入口の扉を叩く音が、所内の静寂を打ち破った。

最初は、何か物でも落下したのだろうと、レイナは特に気にかけなかった。しかし、音は一向に止む気配がない。むしろ、より激しさが増している。

田森法律事務所が入居しているフロアには、他のテナントはない。共用スペースであるエレベーターホール、さらにお手洗いと給湯室も、所内のメンバー以外が利用することはない。ビル清掃のスタッフが入る場合はあるが、彼らは物音ひとつ立てた試しはない。

何事であろうか。用事があるのであれば、なぜインターホンにて呼び出さないのか。

不審に思い、レイナは外の様子を窺った。

少しだけドアを開いたその瞬間、ドスのきいた罵声が飛んできた。
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