29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
この案件は田森とレイナが担当している。交通事故の相手方(つまり今、乗り込んで来ている男たち)が無保険であり、保険会社の交渉が難航してしまったため、契約者の自動車保険に付帯されている弁護士費用特約を用いて、田森法律事務所に依頼が来たのだ。しかし、この相手方は話が通じず、暴言が目立ち、またあまり資力もないようで、代理人を立てる様子もないため、なかなか進展していない。

「その件につきましては、公判で決まります。次回は必ず、ご出廷願えますでしょうか?」

田森と話し合い決めた、現状での回答をレイナは放つ。それに対して、パンチパーマ男が怒声を轟かせた。

「だから、それじゃ気に食わねえからこうしてここに来てんだろうがよ、ネエちゃん。あんたらみたいな権威を振りかざすヤローどもが俺らは一番ムカつくんだよ。おめえらじゃ、話になんねぇから、俺らは直接相手と対決したいわけ。わかったらとっとと相手方の居所を教えろや!」

「守秘義務がございますため、それはお伝え致しかねます。またこの件に関しましては、当事務所が一任を受けておりますため、当事者同士が直接折衝することはお控え願います」
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