29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「そうだな。これだけ話しても通じないんじゃ、仕方ないな。よし、やってやるか」

まずい。携帯は中だ。ここはなんとか引き延ばすしかない。

しかし、華恵が戻って来るのも時間の問題である。彼女をこれに巻き込むのは絶対に避けたい。

手短に解決するために、どうすべきか、レイナは模索した。

「いいんですか?傷害罪も負うことになるんですよ。事故の件も片付いてない上に、さらなるトラブルを抱えてよろしいんですか?」

「うるせー、バカヤロー!てめぇなんか死んじまえ!」

遂に、パンチパーマ男がレイナの胸ぐらを掴みにかかった。レイナの鎖骨に圧がかかろうとした。反射的にレイナは目をつぶった。

来たるべき痛みに耐えようと覚悟した。

が、レイナは、全く思いも寄らぬ動きに身を委ねることとなった。

襲いかかってきたパンチパーマ男の攻撃を、ふわりと飛んでかわしたのだ。気がついた時には、レイナは床に膝をついて転がっていた。

何が起きたというのか。

顔を上げると、自分の前には藤川がいた。
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