29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「レイナ、良かった。無事で」

「ありがとうございます。でも、藤川さん、ここでこれはちょっと...」

「わかってる。だけど、もうちょっとだけ、こうさせて」

レイナは自分の背中に回る藤川の腕を軽く叩き、離れるよう、そっと促した。

誰かが来てしまう。

そう危惧した、まさにその時、エレベーターが開く音がした。

「何してるんですか?」

ふと顔を上げると、華恵がいた。凍りついた面持ちで、レイナと藤川を見下ろしていた。

「あっ、武藤さん。悪いけど、田森所長に至急連絡してくれる?緊急事態だから、早急に帰ってきてもらうようにお願いしてもらっていい?」

「わかりました」

抑揚のない発音で、華恵は返答した。その声は少し震えていた。

華恵はぷいと目線を反らし、事務所内へ入って行った。

「どうしますか...」

血の気が引いていくのをレイナは感じた。

「うん。仕方ない。ちゃんと白状しよう」

立ち上がる時にレイナは軽く貧血の症状を起こした。それもあり、藤川に手を引かれながら事務所に入った。
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