29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「俺が告った。レイナは悪くない」

「田森所長に電話しましたよ、藤川さん。早急に戻るそうです」

所内に入ると、華恵がそう伝えてきた。冷たく、突き放すような言い方だった。

「ありがとう、武藤さん」

「ていうか、緊急事態って何ですか?二人してよろしくイチャイチャしてたくせに」

皮肉な笑いをしながら華恵は毒づいた。

レイナは身が斬られる思いがした。

「変な男が二人、レイナを襲いに来てた」

「あー、そうですか。確かにエントランスで怪しい人見ました。あれってうちに用があったんですね?」

「そうだ。招かれざる客だったが」

卑怯だと思いつつも、レイナは黙ったきり、藤川に事態の成り行きを任せてしまう。心の中では何回も、「ごめんなさい」、とお経のように唱えていた。誰に対しての謝罪かも判然としないのに...。

「で、本題にいきますけど、二人って付き合ってるんですよね?」

これがドラマで見る修羅場なのか。こんなことが実際にあるなんて、しかも自分がその渦中の張本人になるなんて...。
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