涙を包むラベンダー(リメイク)
<富良野・森のカフェ>

逢月姫
(ウトウト…。)

ガタッ!

逢月姫
「私…うたた寝してた…?」

彼
『うん。』

逢月姫
「もうッ!起こしてよぉ…!」

彼
『ごめん、逢月姫の寝顔がかわいくて…つい。』

逢月姫
「うぅ…嬉しいけど…恥ずかしい…///」

聖地のカフェは、ドラマ以上にゆっくりと時間が流れていた。

ガラス張りのラウンジから木々のざわめきを眺めていると、まるで森と一体になったような気がした。



逢月姫
「このまま白雪姫のように眠ってしまいたい。そしてあなたのキスで…。」

彼
『(クスクス)…。』

逢月姫
「もしかして…さっきみたいに起こさないつもり?」

彼
『そ、そんなことないよ。ちゃんと起こすよ。』

逢月姫
「しばらく寝顔を眺めてから…でしょ?!」

彼
『そうかも。』

逢月姫
「もうッ!せっかくのシーンなんだから!キスで起こしてよ!王子さま!」

そんな冗談で、彼と笑い合った。

いたずらっ子のような彼の笑顔が、私は大好きだった。
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