幼馴染のち恋模様
次の日の朝。案の定、記憶を保持しているようで、真っ赤になって布団に丸まる葵が可愛くていじり倒したのは言うまでもない。
「どうして止めてくれなかったの!?あんなっ、あんな!私痴女だったんだ!最低!」
「ははっ、だから本当に後悔しないのか聞いたのにしないって言い張るから。俺はめちゃくちゃ興奮したけど」
布団を剥いで葵に覆い被さる。
「葵が煽ってくれたせいでまだ足りない。もっかいしよ?」
「無理!さっきまでしてたんだからもう体壊れちゃうよ!」
昨夜の営みは葵の誘惑のお陰で気づいたら朝の4時だった。現在時刻は朝の8時。
葵は気絶するように眠ったため、俺も仕方なく横になった。
しかし、昨夜の葵は記憶に刻み込まれているため、隣に葵がいれば正直な体は反応してしまうもの。
こればかりは昨日の葵が悪い。
「昨日の酔った葵を恨むんだな。あ、俺の前以外では酒禁止だからな。あんな葵誰にも見せてたまるか」
「梗介の前でも一生お酒飲まない!」
葵の至る所にキスをする俺の顔をグイッと押し返す。
「飲まなくてもいいからたまには積極的に求めてくれていいぞ?」
葵の腕をスルッと撫で、指先を加えて舐める。
「梗介のエッチ!」
引っ込めようとする手を掴み絡め取って恋人繋ぎにする。
そこにキスを落として妖艶に微笑む。
「昨日の葵には負けるな」
「っ〜〜〜!」
「はははっ!」
真っ赤な顔で照れる葵が可愛くて抱きしめて横になる。
「分かったからそんなぶすくれるな」
「ぶっ、失礼!・・・なんか前もこんな会話した気がする」
遠い日の記憶・・・。
「こんなんばっかだろ俺ら」
「そうかも・・・ふふっ」
懐かしさに引きずられ、しばらく昔話で微睡んだ。
こんな幸せがずっと続くといい・・・。俺が守ってみせるよ。
楽しそうに幼い頃の話をしている葵を慈しむように見つめキスを送った。