ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
そんな話をしているうちに、馬車は王宮に到着した。今日はフランセス王太子が玄関前に迎えに来ていた。
「エリナちゃん、いらっしゃい」
「フランお兄ちゃん!」
馬車から降りた子猫がとことこ近寄ると、フランセスは「今日も可愛いねえ」と目を細めてエリナの頭を撫でた。
「ああ、癒される。エリナちゃんは子猫の姿をした天使だなあ。背中に羽をつけたら飛ぶんじゃないかな?」
「あのね」
エリナが口元に両手を添えて、内緒話をしようとしたので、フランセスは「なになに?」と腰を屈めた。
「実は、羽がなくても飛べるにゃんよ。妖精獣だからにゃー」
「あっ、そうか!」
「でも、運命を司る妖精のフォーチュナさんは、背中にとっても素敵な羽がついているにゃん。もしかすると、わたしの背中にも尻尾の時みたいに生えてくるかもしれないにゃん」
「その時は、こっそり見せてくれる?」
「いいにゃんよ」
そんな可愛い内緒話を、耳のいい狼はしっかりと聞いていた。そして『ふふん、俺は獣化したエリナが空を飛ぶところを日常的に見ているからな。そして、もしも羽が生えたら、一番に見るのは保護者であるこの俺なのだ』と密かに闘志を燃やしていたのだった。
「エリナちゃん、いらっしゃい」
「フランお兄ちゃん!」
馬車から降りた子猫がとことこ近寄ると、フランセスは「今日も可愛いねえ」と目を細めてエリナの頭を撫でた。
「ああ、癒される。エリナちゃんは子猫の姿をした天使だなあ。背中に羽をつけたら飛ぶんじゃないかな?」
「あのね」
エリナが口元に両手を添えて、内緒話をしようとしたので、フランセスは「なになに?」と腰を屈めた。
「実は、羽がなくても飛べるにゃんよ。妖精獣だからにゃー」
「あっ、そうか!」
「でも、運命を司る妖精のフォーチュナさんは、背中にとっても素敵な羽がついているにゃん。もしかすると、わたしの背中にも尻尾の時みたいに生えてくるかもしれないにゃん」
「その時は、こっそり見せてくれる?」
「いいにゃんよ」
そんな可愛い内緒話を、耳のいい狼はしっかりと聞いていた。そして『ふふん、俺は獣化したエリナが空を飛ぶところを日常的に見ているからな。そして、もしも羽が生えたら、一番に見るのは保護者であるこの俺なのだ』と密かに闘志を燃やしていたのだった。