ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「さあ、皆を待たせているのだろう?」

 ルディはエリナをひょいと持ち上げて、抱っこしようとした。だがルディに「ルディさん、おろしてください」と抗議されてしまった。

「ひとりで歩けるにゃん」

「……慣れない靴を履いているから」

「足に合った履きやすい靴だから、駆けっこもできそうにゃんよ」

「だが」

 そこで、こらえきれずにフランセスが吹き出した。

 過保護な狼お父さんに向かって、フランセスは「兄さん、レディをあまり子ども扱いすると、嫌われちゃうかもよ?」と言って脅かした。

「そこはエスコートするところだと思うな」

「さすがはフランお兄ちゃん! 貴公子っぽいにゃ」

「あはは、日頃からマナーを勉強しているからね。兄さんだって、母上から叩き込まれているでしょ? 主に身体に」

「確かに、幼少より叩き込まれているが……主に身体に」

 それを聞いたエリナは『王族の教育って恐ろしいにゃんね! さすが、国を背負うだけあるにゃ』と震え上がった。なにか誤解しているが、厳しいサランティーナ王妃に『身体に』叩き込まれたのはルディだけである。
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