ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 こうして出来上がった鶏料理は、ディナーの一品として出すことになった。
 ふわふわのパンの方は、後日作ることにした。というのは、レシピを見たエリナが『これはマントゥと呼ばれる具のない中華まんじゅうにゃ……おかずを挟んで食べると美味しいけれど……わたし的には具を入れたいにゃん! 絶対に、肉まんに仕上げるにゃん!』とメラメラと食いしん坊心を燃やしたからだ。

(金属製の蒸し器を、ストーンさんとガミークさんに作ってもらうにゃん)

 ドワーフ二人組はまた大活躍しそうだ。



 今夜はエリナも一緒に夕飯を食べてから帰るので、王宮のダイニングでちょこんと腰かけて美味しいごはんにわくわくしている。

「メインはなにかにゃ? リックルさんがお楽しみだって言って、メニューを教えてくれないにゃんよ」

 料理人達は、日々努力をして作り上げた料理で尊敬するエリナをあっと言わせたい様子だ。

 と、スカイヴェン国風のドレスに着替えたサラサ姫が、フランセスにエスコートされてダイニングにやってきた。

「わあ、サラサお姉ちゃん、とっても綺麗にゃんね」

 銀色に金のメッシュが入るというゴージャスなサラサ姫の髪は、こてでくるくる巻かれてから後ろでアップにされている。フェネックの侍女ががんばったのだろう。

「こんなにも美しい姫君と結婚できるのだ、フランセスは幸せだな」

「ありがとう、兄さん」

 ルディが女性を褒めるところなど滅多に見られないため、フランセスは噴き出すのを我慢した。だが、サランティーナ王妃に貴公子としてのマナーを叩き込まれた(主に、身体に)ルディも、黒豹のヴォラットも、そのあたりは完璧なのだ。
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