ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
気のいいウサギの青年は「任せてください!」と片手をあげると、青弓亭のドアを開けた。
「おっと驚いた」
ドアを開けそうになっていたキジトラ猫が、ぴょんと飛び上がった。
「わあ、ミメットさん! 音もなく忍び寄るなんて、さすがは猫ですね、お帰りなさい。僕はこれで失礼しますね」
「あ、うん」
ちょうど戻って来たミメットと鉢合わせてしまったジャンは、するりと外に出て姿を消した。
「……ふうん、液体みたいな身のこなしをするウサギだね。さすがは腕利きの諜報部員、足さばきがポイントのようだ」
キジトラ猫は鋭い瞳でジャンの動きを観察していた。彼女は現役の冒険者でもあるので、常に自分の技術の向上を心がけている。今目にしたジャンの動きが参考になったようだ。エリナはそんなミメットを見て『姉さん、カッコいいにゃん!』と目をハートにした。ルディがいたら、やきもちを焼いてしまうところである。
「っと、ごめんよ。ふたりに仕込みを任せちまったけど大丈夫そうかい?」
「問題なしですぅ。今夜はポークカレーですからね、もうお鍋でコトコト煮込んでいるところですぅ」
毎日料理しているコレットとエリナは包丁使いはたいしたもので、野菜も肉もあっという間に切り刻んで、大きな鍋で炒め、ニンニクや生姜と共に煮込み始めている。柔らかくなるまで煮たらカレールーを加えて仕上げる。
「甘酢漬けも仕込んであるにゃんよ」
スカイヴェン国では、カレーライスに福神漬ではなくて、野菜の甘酢漬けをたっぷり添えることになっている。カレー、漬け物、カレー、漬け物というループが好まれるのだ。
「おっと驚いた」
ドアを開けそうになっていたキジトラ猫が、ぴょんと飛び上がった。
「わあ、ミメットさん! 音もなく忍び寄るなんて、さすがは猫ですね、お帰りなさい。僕はこれで失礼しますね」
「あ、うん」
ちょうど戻って来たミメットと鉢合わせてしまったジャンは、するりと外に出て姿を消した。
「……ふうん、液体みたいな身のこなしをするウサギだね。さすがは腕利きの諜報部員、足さばきがポイントのようだ」
キジトラ猫は鋭い瞳でジャンの動きを観察していた。彼女は現役の冒険者でもあるので、常に自分の技術の向上を心がけている。今目にしたジャンの動きが参考になったようだ。エリナはそんなミメットを見て『姉さん、カッコいいにゃん!』と目をハートにした。ルディがいたら、やきもちを焼いてしまうところである。
「っと、ごめんよ。ふたりに仕込みを任せちまったけど大丈夫そうかい?」
「問題なしですぅ。今夜はポークカレーですからね、もうお鍋でコトコト煮込んでいるところですぅ」
毎日料理しているコレットとエリナは包丁使いはたいしたもので、野菜も肉もあっという間に切り刻んで、大きな鍋で炒め、ニンニクや生姜と共に煮込み始めている。柔らかくなるまで煮たらカレールーを加えて仕上げる。
「甘酢漬けも仕込んであるにゃんよ」
スカイヴェン国では、カレーライスに福神漬ではなくて、野菜の甘酢漬けをたっぷり添えることになっている。カレー、漬け物、カレー、漬け物というループが好まれるのだ。