ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「なるほど、フィフィール国から取り寄せた干物はとても美味しいからねえ。それもいいかもしれない。アジもホッケもサンマも、シシャモもエボダイもアカウオも……うう、今すぐ食べたくなっちまうよ」

 キジトラ猫のミメットも、味を思い出すと涎が垂れそうになる程の干物好きである。
 エリナは「うにゃあ、お口が干物になっちゃった! おやつにとっておきのシシャモを焼くにゃん」と、冷蔵庫に入っていた魚を取り出した。猫だから我慢できなくても仕方がないのだ。

「キルスギール国は、海がない国なので川や湖のお魚しか食べていないと思いますぅ。フィフィール国の美味しいお魚はきっと喜ばれると思いますぅ。二国間を結ぶトンネルができてから、たくさんの海産物が入って来てよかったですね」

「本当さ。エリナ、よくやった!」

 褒められた子猫はサムズアップする。

「ふにゃあん。今度サラサお姉ちゃんに会ったら、なにが食べたいか聞いてみるにゃんね」

 網で卵をたっぷり抱いたシシャモを焼き、もしゃもしゃと食べながら、トンネルを掘ったのは大変な偉業だったと、エリナを褒めたたえるミメットとコレットであった。
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