ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 配達を請け負う諜報部員を呼んで、青弓亭へ肉まんを届けてもらう手配をする。お駄賃としてもらった肉まんにかぶりつきながら、カワウソの諜報部長は姿を消した。

 さらに、肉まん作りと並行して、よだれ鶏の唐辛子ネギソースかけも料理人達の手で作られていた。その他にもごはんや野菜の漬け物、豆腐とわかめの味噌汁も調理されていた。

「ユー様が持って来てくれたパクチーをさっそく食べてみたいにゃ」

 柔らかな鶏肉を器に盛り付けてピリッと辛いネギソースをかける。エリナとルディ、そして料理に関しては好奇心が旺盛な料理人達が、さっそくパクチーと一緒に味見をする。

「初めての味にゃ! なるほど、最初は臭いと感じるかもしれないけれど……料理と合わせると美味しい風味に変わるにゃんね」

 エリナは「わたしはこれ、好きになったにゃん」と満足そうに言った。

「これは、なんとも不思議な味わいになります」

「確かに初めての味だし、個性的な香りがするが……うん、パクチーを乗せた方が満足感があるねえ」

「わたしはちょっと苦手です。でも、ほんの少し乗せたのは美味しいと感じますよ。舌が慣れたのかな?」

 料理人たちも反応はそれぞれだが『これはアリ』と判定するものがほとんどのようだ。

「美味しい! パクチーは大好きだから、とても美味しい!」

 ユーディリシェイラミアムスは「もっとたくさん食べたいなあ」と、この料理をとても気に入った様子だ。
< 178 / 201 >

この作品をシェア

pagetop