ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「疲れて眠くなっただろう? すぐに家に着くから、早めにベッドに入るといい」

「おなかがいっぱいだし、眠いにゃん。そうするにゃん」

 目を瞑ると眠ってしまいそうなので、子猫は自分の手のひらでぺちぺちと頬を叩いた。

「顔が腫れてしまうぞ」

「うにゃあん」

 ルディが手を獣化させて肉球で頬を優しく叩くと、子猫は「柔らかくて良い肉球にゃん」と嬉しそうに笑った。

「なんだか長い一日だった気がするにゃん」

「そうだな。よくがんばったな。今度、もっと大きな魔石を手に入れよう」

「そうにゃんね。今度は頭が四つあるドラゴンを探すにゃん」

「……どこにいるんだろうな」

 屋敷に着くと、子猫は眠気を我慢しながらシャワーを浴びて、パジャマに着替えるとベッドに潜り込んだ。

「尻尾ー、尻尾ー」

「仕方がないな」

 ルディはフェンリルの姿になると、モッフモフの尻尾でエリナを包む。小さな子猫は、幸せそうな表情で「キルスギール国に、たくさんの緑が育つといいにゃ……」と呟きながら、夢の国に旅立った。

「きっと、緑でいっぱいになるだろう。なんなら、ジャングルができるかもしれんな。砂漠にジャングルができたら……それはそれで大変なことになりそうだが」

 その夜、子猫はジャングルの中でたくさんの木の実を集める楽しい夢を見たのだった。

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