ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 ちなみにエリナの担当者は、ウサギ、カワウソ、モルモット、ハムスター、フェレットにマングースといった、モフモフした毛並みでかつ手触りが大変柔らかく、獣化したところを抱きしめるのに適した愛らしい小動物系で占められている。これは、エリナに余計な圧迫感を与えないためと、たびたび獣化して充分にモフらせることでイメージアップを図るためであった。

 コワモテの猛獣に常に見張られているのではなく、愛らしいモフモフが『エリナちゃん、モフる? ちょっとモフってみる?』とあどけない瞳で近くにいる。大きなおじさんやお兄さんが見張っているのではなく、思わず頭を撫で撫でし、ついでに頬擦りしたくなるようなモフっとしたかわい子ちゃんが近くにいる。
 そう思わせることで、子猫のストレスを減らそうという企みである。
 さすがは国家の諜報部、目的のためには手段を選ばない、あざとい作戦を遂行するものである。

 だが、エリナのゴールデンフィンガーによるモフりを経験した諜報部員は、例外なくメロメロになってしまった。エリナの大ファンとなって、『なんとしてでもエリナの役に立つ特別なモフモフになりたい!』と、単なる護衛を超えた存在になるべく努力することになってしまった。
 策に溺れた……諜報部長はそう思って頭を抱えたのだが、もう遅かった。

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