ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「ウサギが監視しているのなら、子猫がひとりで歩き回っても危険はない。それなら俺は安心して……」
安心して王都警備隊長の仕事に戻……らない。
戻らないのだ。
精悍で頼りになるのに時折りとんでもなく残念になってしまう狼隊長は、子猫の後ろからそっと見守るお父さん業に励むことにした。
頼りになるボディガードたちにしっかりと(こっそりと)守られているエリナは、小さなバッグを手にして市場へと向かった。代金はつけ払いだし、品物は配達してもらうので、持ち物は不要なのだが、なんとなくお姉さんらしい雰囲気を出したかった子猫は、可愛い花の刺繍のついたバッグを持ち、ピンと背筋と耳と尻尾を伸ばして歩いていく。
「まずは野菜を買うにゃ。玉ねぎとにんじんはあるから、根菜とキノコを買うにゃんね。そうそう、ニラも忘れたら駄目にゃ。あとは、ニンニクと生姜も……こんなことなら買い物リストを作ってくるべきだったにゃんね……」
ミメットと一緒の時には、記憶力が抜群のキジトラネコがいる安心感でメモは持ち歩かない。それに、ふたりいるとダブルチェックができるため、買い忘れすることもほとんどないのだ。
万一あっても、しまった、忘れちゃった! という呟きを聞いた諜報部員がこっそりと手配して、さりげなく青弓亭に配達されてしまうのだが……。
安心して王都警備隊長の仕事に戻……らない。
戻らないのだ。
精悍で頼りになるのに時折りとんでもなく残念になってしまう狼隊長は、子猫の後ろからそっと見守るお父さん業に励むことにした。
頼りになるボディガードたちにしっかりと(こっそりと)守られているエリナは、小さなバッグを手にして市場へと向かった。代金はつけ払いだし、品物は配達してもらうので、持ち物は不要なのだが、なんとなくお姉さんらしい雰囲気を出したかった子猫は、可愛い花の刺繍のついたバッグを持ち、ピンと背筋と耳と尻尾を伸ばして歩いていく。
「まずは野菜を買うにゃ。玉ねぎとにんじんはあるから、根菜とキノコを買うにゃんね。そうそう、ニラも忘れたら駄目にゃ。あとは、ニンニクと生姜も……こんなことなら買い物リストを作ってくるべきだったにゃんね……」
ミメットと一緒の時には、記憶力が抜群のキジトラネコがいる安心感でメモは持ち歩かない。それに、ふたりいるとダブルチェックができるため、買い忘れすることもほとんどないのだ。
万一あっても、しまった、忘れちゃった! という呟きを聞いた諜報部員がこっそりと手配して、さりげなく青弓亭に配達されてしまうのだが……。