ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
 ミメットが自分の部屋に戻ると、エリナは胸のペンダントを握って「我が名はフェアリナ」と唱えた。すると、ペンダントの中央にある穴から虹色の光が噴き出してエリナの全身を取り巻いて強く輝いた。

 このペンダントは、運命を司る妖精のフォーチュナと、エリナをこの世界に導いた少々おっちょこちょいな妖精犬クー・シーが作った“妖精の環”という魔法のアクセサリーで、この中に込められた妖精の力を使うと、エリナは本来の姿である妖精猫のフェアリナの姿になり、妖精の力を充分に使えるようになるのだ。

 将来、エリナの傷つけられた魂が癒えて大人の猫に成長できた時には、自分の力でこの姿になれるはずだ。だが、フォーチュナもクー・シーも、ルディをはじめとするスカイヴェン国の人々も、守護妖精の先輩たちも、急ぐことなくゆっくりと成長すれば良いとエリナのことを優しく見守っている。
 幼い子猫は愛情たっぷりの子ども時代を過ごすべきだと、皆は考えているのだ。
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