ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「この胸当ての材料は、昔あたしが倒した魔物の皮を剥いで防具を作った残りなんだ。質がいいからなにかに使うことがあるかと思ってとっておいたんだけど、役に立ってよかったよ」

 ミメットは「魔物を倒すと同時に皮を剥ぐと、ある程度の確率で消滅しないでアイテムとして残るんだ」と言った。

「綺麗な赤ですね。なんの魔物にゃん?」

「ドラゴンだよ」

「ど、ドラゴン? もしかして火を吐くやつですか?」

「よく知ってるね。火にも強いし氷にも耐性があるから、効果の高い防具になるんだ。あとね、実はもうひとつ、渡したいものがあるんだけど……」

 ミメットはぱたぱたと部屋から出ると、すぐに戻ってきた。

「今渡そうか迷ったんだけどさ。これ、うっかり買っちゃったんだよ」

 あはは、と笑いながら、金属製の武器を渡す。

「こっ、これは可愛いにゃ!」

 ミメットがエリナに渡したのは、巨大な肉叩きであった。しかも、大人の手のひらほどの大きさである先端には、立体的な肉球が付いている。

「わたしには大きいけれど、ケット・シーの姿になればサイズがぴったりな武器になりそうにゃん」

「そうなんだよ、これでも武器なんだよ。あのストーンが作った一点ものの殴打武器で、武器屋に飾ってあったんだけどさ……いくらなんでも面白武器過ぎて、さすがにこれはないって思ったのにさ、気がついたらエリナ用に購入しちゃったんだよ! でも、喜んでもらえてよかったよ」

「はい、素敵な武器をくださってありがとうございます。姉さん、これで冒険者として活躍したいと思います!」

「いや、守護妖精として活躍しようか」

「あっ、そうでした!」
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