ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
『ルディ、どうかしたの?』

「問題ない」

 フェンリルがブローチに向かって「エリナがおねむになってしまっただけだ」と答えたので、ユーディリシェイラミアムスは『なにそれ、可愛いよ!』と噴き出した。

『今日も大活躍したからね。エリナはまだ、自分の力だけではケット・シーになれない子猫だから、回復するのに睡眠が必要なんだろう。ゆっくりお昼寝させてあげてよ』

「うむ」

 フェンリルが「ユーディリシェイラミアムス殿、フーラアヌ殿、今日もお世話になった。力を貸してくれてありがとう」とお礼を言い、通信を切った。

「さて、このままここを出るわけにはいかない。エリナがフェアリナであることは、まだ伏せておかなければならないからな」

 もっと成長して、ケット・シーの姿を維持できるようになるまでは、青弓亭のエリナとしての生活を続けさせたかった。

 フェンリルは前脚から妖精の粉を出すとふたりの身体に振りかけて「これだけは覚えておいて良かった」と独り言を言った。
< 72 / 201 >

この作品をシェア

pagetop