ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
「そういえば、姉さんの風邪は?」
ミメットは胸を張って「完全に治ったよ」と言った。
「さすがは獣人、体力があるにゃんね」
ミメットはあははと笑うと「心配かけちまってすまなかったね」と子猫の頭を撫でた。
「さて、今夜のメニューはどうする?」
「あっ、そうだったにゃ!」
ミメットに精をつけるために、今夜は豚肉のスタミナ炒めを作る予定なのだ。
「コレットに聞いたけど、すごく美味しそうな肉料理じゃないか」
「もりもり元気が出ること請け合いにゃ! 材料は豚の薄切り肉とたっぷりのにんにく、生姜、そして玉ねぎ、ニラ、にんじんといった野菜にゃんよ」
「材料を聞いただけでおなかが空いてくるよ」
「強火で炒めてから、しょうゆとみりんで甘辛く味をからめるにゃ。ゴマとネギをかけるから風味も良くて、とってもごはんに合うにゃん。わっしわっしと白いごはんをかきこんで食べると……うにゃあん、食べたくなったにゃん!」
説明している本人が一番食べたくなってしまったようだ。
「あはは、かなり期待しちゃうねえ。それじゃあ、お昼に試食といこうかね」
「にゃん!」
というわけで、獣人の姿に戻った子猫は青弓亭の制服を着た。
「それにしても、立派な魔石にゃんね。わたしが持ってて本当にいいのかにゃあ……」
エリナは両手で魔石を持って日にすかすと「わあ、すごーくすごーく光って綺麗にゃ」と嬉しそうに笑った。