海棠/カイドウ〜哀をなくした不遜な軍師と、愛しき共謀者が綴る備忘録〜
「この大河が、堺だ。⋯さて、ここからは⋯悪いが目隠しをさせてもらう」

「⋯⋯あの軍営は、王の私兵だと言ってたもんね。知りたいけれど⋯知らない方がいいってことでしょう?」

「死にたきゃあ自由にしていいぞ」

「貴方、絶対国公に毒されてるよね」



そんなやり取りをして。
でも⋯事情を汲んで、好奇心は胸にしまっては⋯そっと目を閉じた。






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