一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
散策時間を終え、食事処のある観光センターに移動しようとした時だった。
「ね、なんかあの団体、芸能人っぽいよ」
主婦グループが駐車場に止まっていたロケバスらしきものに気が付いた。
「やっぱり、そうですね! くまもんもいますから、何かの撮影でしょう」
蛯原さんの、ソワソワした感じが伝わってきた。
やっぱり少しミーハーなのね。
「お、あれ。片桐英子じゃね?」
南条さんが、ロケバスから降りてくる大柄の女性を指差して、スマホで撮り始める。
「誰ですか、それ」
若い女の子達は知らないみたいだけど、数年前までは、良く二時間ドラマの悪役になっていた名脇女優だ。
最近はエッセイも出して、多方面で活躍してる。
バスに乗り込もうとしていた三宅くんの足が止まった。
「どうした? 乗らないのか?」
岡田が三宅くんに声をかけるも、彼の視線は数十メートル先のロケバスから動かない。
「三宅さん、もしかして……」
蛯原さんがハッとしたような顔をした。
「くまもん大好き?」
「ね、なんかあの団体、芸能人っぽいよ」
主婦グループが駐車場に止まっていたロケバスらしきものに気が付いた。
「やっぱり、そうですね! くまもんもいますから、何かの撮影でしょう」
蛯原さんの、ソワソワした感じが伝わってきた。
やっぱり少しミーハーなのね。
「お、あれ。片桐英子じゃね?」
南条さんが、ロケバスから降りてくる大柄の女性を指差して、スマホで撮り始める。
「誰ですか、それ」
若い女の子達は知らないみたいだけど、数年前までは、良く二時間ドラマの悪役になっていた名脇女優だ。
最近はエッセイも出して、多方面で活躍してる。
バスに乗り込もうとしていた三宅くんの足が止まった。
「どうした? 乗らないのか?」
岡田が三宅くんに声をかけるも、彼の視線は数十メートル先のロケバスから動かない。
「三宅さん、もしかして……」
蛯原さんがハッとしたような顔をした。
「くまもん大好き?」