一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
「なんだよ? 俺が水飲んだらそんなにおかしいか」
「いいえ、別に。昨夜、飲みすぎた?」
「飲んでない。それどころじゃなかったし」
そうよね。
桑崎紫都の迎えに行ったんだもんね。
「これ食ったら飲まずにはいられない。ほら、お前も食え。ガイド中に喉から火吹くかもしんないぞ」
つまんない己の冗談に笑いを堪える岡田が、唐辛子のガムを私にくれた。
「火吹くって、ゴジラかっつーの」
「肌の質感は似てんじゃねーの?」
「は?!」
直ぐにそれを突き返す。
こいつ、とことん失礼!
「そんなにカリカリすんなよ、シワ増えるぞ」
「あんたが余計な事を言うからっ………」
「それより、ほら、お前のお気に入りの三宅が、桑崎と二人でソフトクリーム食ってる。邪魔しに行かなくて良いのか?」
岡田が顎でクイッと屋外の休憩椅子を指して、目で私に見ろ、と言う。
確かに三宅くんと桑崎紫都が並んで座って雑談?している。
「邪魔しに、とか人聞き悪いわね」
てか。
あんたが気になってるんでしょう?
リバーシブルだか何だか知らないけど、好きな俳優のあだ名つけるほどハマってる三宅くんを、女に取られそうでさ。
「取り敢えず、桑崎と話し合って次の行き先を決めてこい」
トン………と、岡田が私の背中を押す。
もしかして、気を利かせたつもり?
岡田の癖に?
でも、なんだろ。
この感じ。
悪くないって、思った。
まあ、この人が、ノーマルなら、ね。
「いいえ、別に。昨夜、飲みすぎた?」
「飲んでない。それどころじゃなかったし」
そうよね。
桑崎紫都の迎えに行ったんだもんね。
「これ食ったら飲まずにはいられない。ほら、お前も食え。ガイド中に喉から火吹くかもしんないぞ」
つまんない己の冗談に笑いを堪える岡田が、唐辛子のガムを私にくれた。
「火吹くって、ゴジラかっつーの」
「肌の質感は似てんじゃねーの?」
「は?!」
直ぐにそれを突き返す。
こいつ、とことん失礼!
「そんなにカリカリすんなよ、シワ増えるぞ」
「あんたが余計な事を言うからっ………」
「それより、ほら、お前のお気に入りの三宅が、桑崎と二人でソフトクリーム食ってる。邪魔しに行かなくて良いのか?」
岡田が顎でクイッと屋外の休憩椅子を指して、目で私に見ろ、と言う。
確かに三宅くんと桑崎紫都が並んで座って雑談?している。
「邪魔しに、とか人聞き悪いわね」
てか。
あんたが気になってるんでしょう?
リバーシブルだか何だか知らないけど、好きな俳優のあだ名つけるほどハマってる三宅くんを、女に取られそうでさ。
「取り敢えず、桑崎と話し合って次の行き先を決めてこい」
トン………と、岡田が私の背中を押す。
もしかして、気を利かせたつもり?
岡田の癖に?
でも、なんだろ。
この感じ。
悪くないって、思った。
まあ、この人が、ノーマルなら、ね。