一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
「スミマセン、ちょっとだけ時間を下さい。5分でいいです」
興奮したのは私だけじゃないようで、己を抑えられなくなった三宅くんや、男性客達がロケバスの方へと行ってしまった。
おいおい。
桑崎紫都が必死になって止めている。
この時、私は、三宅くんがまさか、片桐英子と付き合っていたなんて思ってはなかったのだ。
熊本港に着き、バスから降りる際。
三宅くんと桑崎紫都の間に流れた気まずい空気は察知した。
「何かあったの?」
彼女が話すわけないと思ったけど。
「怪談で盛り上った仲だから、旅が終わるのが寂しいだけ………」
分かりやすい嘘をつかれて、余計に気になっちゃった。
怪談でそんなに盛り上がるか? って。
あー。でも。
桑崎紫都って、他の人にはない第六感みたいなのが冴えてるんじゃないかな? て感じたのよね。このツアー中に。
そのわりにはトラブルに巻き込まれてばっかだけど。
自分に関心がないぶん、他人の心の傷に敏感なのかな?って………。
何となく、ね。
興奮したのは私だけじゃないようで、己を抑えられなくなった三宅くんや、男性客達がロケバスの方へと行ってしまった。
おいおい。
桑崎紫都が必死になって止めている。
この時、私は、三宅くんがまさか、片桐英子と付き合っていたなんて思ってはなかったのだ。
熊本港に着き、バスから降りる際。
三宅くんと桑崎紫都の間に流れた気まずい空気は察知した。
「何かあったの?」
彼女が話すわけないと思ったけど。
「怪談で盛り上った仲だから、旅が終わるのが寂しいだけ………」
分かりやすい嘘をつかれて、余計に気になっちゃった。
怪談でそんなに盛り上がるか? って。
あー。でも。
桑崎紫都って、他の人にはない第六感みたいなのが冴えてるんじゃないかな? て感じたのよね。このツアー中に。
そのわりにはトラブルに巻き込まれてばっかだけど。
自分に関心がないぶん、他人の心の傷に敏感なのかな?って………。
何となく、ね。