一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
「えぇっ!?」
 
 と驚く私に、岡田の方が目を丸くしていた。
 
「そんなに驚くことか? だから何で俺がゲイなんだ?!」
 
「だって。女嫌いだって有名だったし、事あるごとに、″これだから女は ″って言うし、暇あれば外国の美少年の写真とか動画ばかり見てるし、三宅くんの事を執拗に見つめてたから」
 
「執拗にって………それは間違った憶測から来る捉え方の違いだろ?」
 
「じゃあ、本当に違うんですか?」
 
 岡田は軽く溜め息をついて、そして、私にすがるような視線を向けた。
 
「違う。その証拠に俺の背後には水子霊が見えるはずだ」
 
「………え」


 
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