一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
 その翌日。
 三連休の初日。
 
 私は、実家で呑気に昼まで寝ていた。
 起きて、手を伸ばしたスマホに蛯原さんからメッセージが届いていた。
 画像付きだった。
 
 【三宅くんから連絡先書いた紙と一緒に貰ったの! めっちゃ嬉しい!】
 
 それは、くまもんのキーホルダーだった。
 お客様の女の子から岡田へ、それが三宅くんに渡り、最終的には蛯原さんに回ってきた。
 
 あの女の子が気の毒でならなかったけれど、結果、誰かの人生を幸福にするのなら、許されるのかな、とも思った。
 もとはといえば、無神経な岡田が悪いのだけど。


 まさか、その岡田と休日に待ち合わせをする事になろうとは……。
 
 
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