一夜だけの恋も、重い愛もいりません。〜添乗員しづの恋
ラインや電話してこないところも岡田らしい。
私は、念のために【今からそっちに行きます】と打って送った。
部屋に鍵をかけて、隣のドア前で、やっぱり躊躇う。
鹿児島で、お客様の木下さんに部屋に入られたこと、岡田に叱られたっけ。隙があるって。
そんな人だから、余計に色々考えちゃうのよ。
私を部屋に招いたのは、自身が完全に安全な男だから?
それとも、男女の関係になることを前提として誘った?
わからない。
私は、息を吸って、吐いたのと同時にドアを二回叩いた。
鍵は開いていたみたい。
解錠の音はせずにドアノブが動いた。
「遅かったな、先にやってた」
岡田が扉を大きく開けて、私を招き入れる。
部屋が薄暗くてドキッとした。
「………すみません、テレビに観ハマってて」
嘘だけど。
「何か面白いのやってたか? 俺は即効、消した」
そう言う岡田の部屋のテレビには、有料の映画。
「これ、なんですか?」
「いや、タイトル分かんない。好きなの無かったから適当に選んだ。ボンヤリ観てるだけ。多分、ヒューマン系かな」
「へぇ……」
お金払うのに、適当に選んだんだ。
がっつりアダルト観てたら、それはそれで引いたけど。
私は、念のために【今からそっちに行きます】と打って送った。
部屋に鍵をかけて、隣のドア前で、やっぱり躊躇う。
鹿児島で、お客様の木下さんに部屋に入られたこと、岡田に叱られたっけ。隙があるって。
そんな人だから、余計に色々考えちゃうのよ。
私を部屋に招いたのは、自身が完全に安全な男だから?
それとも、男女の関係になることを前提として誘った?
わからない。
私は、息を吸って、吐いたのと同時にドアを二回叩いた。
鍵は開いていたみたい。
解錠の音はせずにドアノブが動いた。
「遅かったな、先にやってた」
岡田が扉を大きく開けて、私を招き入れる。
部屋が薄暗くてドキッとした。
「………すみません、テレビに観ハマってて」
嘘だけど。
「何か面白いのやってたか? 俺は即効、消した」
そう言う岡田の部屋のテレビには、有料の映画。
「これ、なんですか?」
「いや、タイトル分かんない。好きなの無かったから適当に選んだ。ボンヤリ観てるだけ。多分、ヒューマン系かな」
「へぇ……」
お金払うのに、適当に選んだんだ。
がっつりアダルト観てたら、それはそれで引いたけど。