バタフライ エフェクト
「……というわけだから、江原田さんに話を聞きに行く時、心音も連れて行ってもいい?」

「私は良いけど、……梨々愛は嫌じゃないの?」

「う〜ん、また怖いことを思い出させるのは嫌だけど……、心音も江原田さんに会いたいとは思うし」



私達は身支度を整えて、歩いてすぐの江原田宅のインターフォンのベルを押した。



「いらっしゃいませ」
と、出迎えてくれた江原田さんは、心音ちゃんを見つけて、とびきりの笑顔になる。



「江原田さん! 帰って来たよ!!」
と、声をかける心音ちゃんの短い髪の毛を見て、少し言葉を失ったように見える江原田さんだったけれど、
「おかえりなさいませ。ご無事で何よりです」
と言い、私達を中に入れてくれた。



知穂と芹香が、
「私達、心音ちゃんと一緒に違う部屋にいるよ」
と、言ってくれた。



「そのほうが話しやすいでしょう?」

「ありがとう、本当に助かる」
と、梨々愛。
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