バタフライ エフェクト
「これからどうするの?」
と、知穂が梨々愛に尋ねる。



「うーん、私としては元寄の幽霊に仇討ちしたいけどさ、心音は戻って来たし、今は家の中もゴタゴタしているし……」

「そうだよね」

「……でも、怒りはおさまってないけどね」

「あんた、怒るとマジ怖いね」

「そんなことないよ、普通だし」



芹香がぼんやりと、
「それにしても過去のこと、結構わかったよね」
と、呟く。



「そうだね。香菜子も高中も江原田さんも、すんなり話してくれたよね」
と、梨々愛。



「多分、香菜子は残りの人生が少ないことがわかっていたし、高中さんは自首する気持ちだったろうし、江原田さんは自分を責めてないからだろうね」



私の言葉に、みんな無言で頷いた。



ポポーン、ポポーン、ポポーン……と、時計が鳴る。

午前十一時。

ちょっとお腹が空いてきたなと、ぼんやり思ったその時だった。



ゴトンッ!!



何かが落下した音が部屋に響く。
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