バタフライ エフェクト
「梨々愛、気持ちはわかるけど。そんなに大声で言わなくても良いじゃない」
と、芹香。



「あなたに何がわかるっていうの? こうしている間にも、心音は怖い思いをしているかもしれないのに!!」

「……わかった!」
と、知穂が自分の膝をぺちんと叩いた。



「心音ちゃんを探しに行こう! ここで喧嘩していても仕方がないもんね。梨々愛も不安だろうから、紫、そばにいてあげてね」

「えっ」

「紫は梨々愛から色々聞いて、推理してみてよ。私と芹香はとりあえず、体動かして、心音ちゃんを探すから!」

「わ、わかった……!」



知穂と芹香は、部屋を出て行った。



「ねぇ、心音ちゃんって何歳なの? 体の大きさって、どれくらい?」

「十一歳……、小学五年生。痩せてて、背は私の肩くらいかな。背の順なら真ん中くらいだって言ってた」

「背の順! なんか懐かしいね」

「うん、中学になると背の順に並ぶことってほとんどないもんね?」
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