バタフライ エフェクト
「その話、ちょっとおかしくない?」

「まぁ、だって子どもの噂話のようなものだから」

「だってその遊びに来た女の子、不幸に見舞われてやがて亡くなったんでしょう? やがてってことは、この家で亡くなったとかじゃないかも」

「うん、そうかもね?」

「なのになぜ、この家に遊びに来る女の子の命が羨ましくて、その命を奪うの?」

「えっ」

「女の子の幽霊はどうしてこの家にいるの? っていうか、そもそもやがて亡くなったのなら、この家は関係ないかもしれないじゃない」



私は「まぁ、そうだね?」としか、返事ができない。

だって私が考えた怪談じゃないし、正解なんて知らないし、正直困る。



「……それって、女の子なの?」



梨々愛が慎重に発した言葉に、私はハッとした。



「もしかして……、怪談の女の子は、実は元寄だって言いたいの?」

「そう考えたら、どこの誰だかわからない女の子よりも、説得力があるでしょう?」
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