ハチャメチャ☆☆ゆうえんち男子

 きざっぽくウインクを飛ばされた。

 警戒心が生まれてしまった。

 少しでも彼から離れなきゃ。

 肩にのった彼の腕を振り落とすように、横にぴょんと跳ねる。

 金髪の男の子は不満そう。


「なぜ僕からの愛を受け取らない?」

「えっと……」

「こんなに美しいこの僕・メリー王子からのプレゼントなら、世界中の女の子はもちろん男の子だって目をウルウルさせて大喜びするものだよ」

「口にくわえたものは……ちょっと……」

「僕の口のなかが汚いとでも?」

「触りたく……は、ないかな……」

「アァァァァァ! オーマイガー!」


 白タキシードの王子様は、頭を抱えてしゃがみこんでしまいました。


「メリーのメンタルをズタボロにするとは、なかなか面白いヤツだな」


 ジェットくんが八重歯をちらつかせながら、クククと笑っている。

 ほめられたってことでいいんだよね。

 今度は僕が自己紹介をしなきゃ。

 背筋を伸ばして一歩前に。

 彼ら5人に穏やかな笑みを飛ばす。
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