ハチャメチャ☆☆ゆうえんち男子
「中学2年の甘ヶ崎マイクです。この遊園地のイベントステージで……」
「知っていますよ。野いちごレンジャーショーの司会をされていますね」
カンラくんのメガネの奥の目元が、アーチ状にゆるんでいる。
「俺らいつも、ステージでしゃべるマイクを妖精の姿で見に行ってたもん」
水鉄砲を持ってないほうの手で鼻の下をさすっているのは、ミズキくんだ。
「遊園地の中でもよく見る……子供たちに囲まれてる……マイクは人気者……ずるい……うらやましい……呪ってやる……」
萌え袖で口元を隠しながら、ユウくんがぼそぼそとしゃべれば
「まぁ、ステージであれだけ子供たちの心を掴む司会をしてるんだから当然じゃん」
ジェットくんが凛とした瞳で僕を誉めてくれたから、ハートがくすぐったくなっちゃった。
「この僕のバラを受け取らなかったマイクの顔と名前は、来世でも絶対に忘れない」
メリー君が抱く僕への恨みは根深いらしい。
艶のあるほっぺを膨らまして、ユウくんの後ろから僕をジッと睨んでくる。