ハチャメチャ☆☆ゆうえんち男子
「絶対にイヤです!」
絶望に襲われ、声が荒ぶってしまう。
「僕はこれからも司会をしたいんです!」
声を荒らげれば荒らげるほど、涙が製造されてしまう。
「たくさんの子供たちを笑顔にしたいんです!」
いつの間にか僕の頬に、悔し涙が伝っていた。
「僕にできることはありませんか? 何もしないままなくなっちゃうなんて耐えられません!」
だって野いちごランドは、僕の大切な居場所だから。
僕はこのステージでしか輝けない。
それに大事な約束を交わした場所でもある。
『たくさんの人を笑顔にしようね。私もマイクも。約束だよ』
小1の時だから、相手の顔は覚えていない。
でも僕の部屋の宝箱の中には、ツインテールの女の子からもらった星がたのヘアピンが大事にしまわれている。
髪につけていたものを、僕にプレゼントしてくれたんだ。
中2なのに人前で泣くなんて情けない。
そう思うのに悲しくて悔しくて、野いちごランドがなくなってしまう現実を受け止めきれない。