ハチャメチャ☆☆ゆうえんち男子
「まさかマイクに勘づかれるとは思わなかったよ」
深いため息をはいた社長は
「まきこんでいいか悩んでいたんだ。でもマイクに頼るしかないんだよな」
と、何かに納得したようにうなづきだした。
凛とした社長の目が、涙で潤んだ僕の目をじっと見つめてくる。
「マイクに頼みがある」
「遠慮なく言ってください」
「この妖精5人とアイドルをやって欲しい」
任せてください。
この僕が野いちごランドを救ってみせます!
……って。
えっ、愛……ドル?
予想外すぎて声にならなかった。
驚きが強すぎて、涙が引っこんでしまった。
アイドルって、ステージの上で歌やダンスを披露するあのアイドルだよね?
僕はただの司会者だ。
イベントを盛り上げるための脇役と言ってもいい。
主役になろうなんて思ったことは一度もない。
そもそも歌やダンスは得意じゃないし。