青に溶ける、きみ。



苦手な数学は、学年282人中144位。その数字に一瞬だけ肩を落としかける。

でも、そのほかの教科は全部50位以内。苦手をなくそうと、何度も読み返した現代文は43位だった。



……悪く、ないのかな。自分ではよく分からない。


国公立を目指す受験生としては、学校の定期テストで安心していい順位じゃない気もするし、頑張ったと言ってもいいような気もする。


私はその紙を胸の前で静かに折り直して、自分の席へ戻った。



「どうだった?」



先生から返された紙を机の上に置いて隣を見ると、晴海が小さく首を傾げる。



「まあまあ……かな?」



晴海ーと先生に名前を呼ばれて、彼は「はーい」と気のない返事をしながら立ち上がる。

教室のあちこちで紙を受け取る音が重なり、窓の外では蝉が途切れることなく鳴いていた。


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