青に溶ける、きみ。

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夏休みが始まって、三日が経った。


今日から夏期講習。


朝から気温は軽々と三十度を超えていて、来月にはもっと暑くなるんだと思うと、ため息しか出てこない。

まだ7月なのに。

小学生だったころの夏は、もう少しだけ風がやさしくて、木陰に入ればちゃんと涼しかった気がする。


記憶が美化されているだけなのかな、なんて思いながら、それでもじりじりと照りつける太陽をひと睨みして学校へ向かった。



校門に着くころには制服は肌に張りついて、背中には汗が流れていて、いっそのこと全部脱ぎ捨ててしまいたくなる。


ああ、暑い。もう少しくらい加減してくれてもいいのに。


日傘を差しているはずなのに、白い光はその向こう側から容赦なく降り注いでくる。



これ、本当に意味あるのかな。

そんなことを考えながら傘をくるくると閉じる。


その瞬間、「夏井、おはよ」と頭の上から風みたいな声が降ってきた。


反射的に顔を上げると、そこには大塚くんが立っていた。


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