ヤンデレ腹黒な仮面作家は激重な執着溺愛を隠さない
「ちょ、待って、待って」
とっさにそれだけしか言えず、力の入らない両手で彼を押しとどめる。
彼の体温がすぐ近くにある。吐息もなにもかも熱くて、もはや芯から溶けてしまったように動けない。
彼はその手を取り、ちゅっとキスをした。その感触もまた、耀理の体を熱くする一方だ。
「全部、俺色に染め上げたい。だけどきっと耀理はそうならない。だからずっと耀理は俺の希望、俺のミューズ。焦がれる気持ちを、どうしたらあなたに伝えられるだろう」
「わかった、わかったから落ち着いて」
「落ち着いてなんていられない。もうあなたしか見えない」
甘さと切なさの入り混じった瞳がまっすぐに自分を射る。
きゅん、と射抜かれた耀理の胸には甘い月光が満ちるように彼のまなざしが降り注ぐ。
「私も……あなたしか見えないよ」
耀理の言葉に、史弥の顔に喜びが満ちる。
「一生……ううん、あの世でも来世でも、必ず幸せにする」
「だから重いって」
あきれる耀理に、史弥はくすくすと笑いながら唇を落とす。
ふたりをつなぐ言葉はもはや彩りを持たず、透明に熱く溶け合う。
部屋に満ちた星々は、ただ優しく輝いていた。
終
とっさにそれだけしか言えず、力の入らない両手で彼を押しとどめる。
彼の体温がすぐ近くにある。吐息もなにもかも熱くて、もはや芯から溶けてしまったように動けない。
彼はその手を取り、ちゅっとキスをした。その感触もまた、耀理の体を熱くする一方だ。
「全部、俺色に染め上げたい。だけどきっと耀理はそうならない。だからずっと耀理は俺の希望、俺のミューズ。焦がれる気持ちを、どうしたらあなたに伝えられるだろう」
「わかった、わかったから落ち着いて」
「落ち着いてなんていられない。もうあなたしか見えない」
甘さと切なさの入り混じった瞳がまっすぐに自分を射る。
きゅん、と射抜かれた耀理の胸には甘い月光が満ちるように彼のまなざしが降り注ぐ。
「私も……あなたしか見えないよ」
耀理の言葉に、史弥の顔に喜びが満ちる。
「一生……ううん、あの世でも来世でも、必ず幸せにする」
「だから重いって」
あきれる耀理に、史弥はくすくすと笑いながら唇を落とす。
ふたりをつなぐ言葉はもはや彩りを持たず、透明に熱く溶け合う。
部屋に満ちた星々は、ただ優しく輝いていた。
終


