ヤンデレ腹黒な仮面作家は激重な執着溺愛を隠さない
が、それもつかの間、乗っ取られたアカウントが新たな投稿をする。
新連載の第一稿の一部だった。
『彼が私だけに見せてくれたの。ヒロインのモデルはもちろん私』
ハートマークがいっぱいにあふれた投稿だった。
耀理は愕然とした。掲載前の原稿がアップされるなんて、あってはならないことだ。彼も彼の契約した出版社も、どれだけ大変なことになるだろう。
慌てて彼にDMでメッセージを送る。
『盗られたアカウントであなたの原稿がアップされました。ペットカメラの画像も流出しています。私の管理が甘かったせいでごめんなさい』
そんな簡単な文章しか送れなかった。電話ができればいいのに、連絡先の交換をあとまわしにしたせいで、直接謝ることができない。
返信が来るまで、そわそわとなんどもスマホを確認した。
原稿で忙しい彼の手をこんなことでわずらわせたくないのに。
じりじりと焼かれるような時間をすごしたのち、ようやく返信の通知が来た。すぐさまサイトを開いてそれを見る。
『しばらく放っておいて』
耀理は愕然とした。
こんなにはっきり拒絶されるなんて。
だが、彼が怒るのも道理だ。自分が紀香にアカウントを乗っ取られたせいで迷惑をかけている。
しばらくとは言っているが、もう連絡は来ないだろう。いつも言葉通りに受け取ると親友に笑われて来たのだが、これくらいは自分にだってわかる。もう会えないということだ。
『なにがあっても俺はあなただけのものだ』
そうは言われたが、人の心は変わるものだ。元カレも、その前の彼も、簡単に心変わりして紀香を好きになっている。
新連載の第一稿の一部だった。
『彼が私だけに見せてくれたの。ヒロインのモデルはもちろん私』
ハートマークがいっぱいにあふれた投稿だった。
耀理は愕然とした。掲載前の原稿がアップされるなんて、あってはならないことだ。彼も彼の契約した出版社も、どれだけ大変なことになるだろう。
慌てて彼にDMでメッセージを送る。
『盗られたアカウントであなたの原稿がアップされました。ペットカメラの画像も流出しています。私の管理が甘かったせいでごめんなさい』
そんな簡単な文章しか送れなかった。電話ができればいいのに、連絡先の交換をあとまわしにしたせいで、直接謝ることができない。
返信が来るまで、そわそわとなんどもスマホを確認した。
原稿で忙しい彼の手をこんなことでわずらわせたくないのに。
じりじりと焼かれるような時間をすごしたのち、ようやく返信の通知が来た。すぐさまサイトを開いてそれを見る。
『しばらく放っておいて』
耀理は愕然とした。
こんなにはっきり拒絶されるなんて。
だが、彼が怒るのも道理だ。自分が紀香にアカウントを乗っ取られたせいで迷惑をかけている。
しばらくとは言っているが、もう連絡は来ないだろう。いつも言葉通りに受け取ると親友に笑われて来たのだが、これくらいは自分にだってわかる。もう会えないということだ。
『なにがあっても俺はあなただけのものだ』
そうは言われたが、人の心は変わるものだ。元カレも、その前の彼も、簡単に心変わりして紀香を好きになっている。