腐女子がオフ会で知り合ったのは腐男子でした
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「ここがまんがだらけなのか…。すげー。同人誌がたくさんある」
美咲くんは初めてのまんがだらけにとても感動していた。確かにまんがだらけは同人誌がたくさんある。
中古商品をたくさん扱っているため、手に入りづらい商品もここならあることが多い。
しかし、プレミアム価値がつけられているものに関してはショーケースに飾られているため、値段を確認せずともお高いのだと察しがつく。
「そこまで値段が高くない奴は棚に陳列されている方だから、こっちは手頃な価格だよ」
この店に何度も足を運んでいるが、今までショーケースの商品をお買い上げしたお客さんは見たことがない。
今日もきっと見ないことであろう。結局、いくら貢ぐヲタクでも値段によっては手を伸ばせないのであった。
「…本当だ。さっき入口の近くにあったショーケースとは大違いだな」
あれは特別だ。こっちは庶民向けである。
「まぁ、基本中古ショップだからね。近くに新刊もあるから、あとで店内を探ってみて」
一応、美咲くんのリベンジではあるが、今日の私はただの付き添いではない。
目的のモノがちゃんとある。それを今日は探しに来たのであった。
「分かった。あとで探してみるよ。ここまで案内してくれてありがとう。俺も探したい同人誌があるから、お互いに会計が終わったら合流しよう」